自分史テンプレート:コピーして使える年表と12章の目次

Novelleo編集部 · 更新 · 11 分で読めます

結論

自分史のテンプレートは、年代別の「年表」と「目次」の2つがあれば書きはじめられます。年表で0歳から今までの出来事を書き出し、本に入れたいものに印をつけ、12章前後の目次に振り分けます。あとは1章ずつ、場面・気持ち・いま思うことの順に書けば本の形になります。

自分史のテンプレートには何が必要?

自分史を書くときに用意したいのは、人生の出来事を並べる「年表」、本の骨組みになる「目次」、1章ずつ書くための「下書きシート」の3つです。このページでは、3つともコピーしてそのまま使える形で載せています。

使う順番は、年表→目次→下書きです。先に年表を埋めると、どの時期に書きたい出来事が集まっているか、どこが空白かが見えてきます。目次はその年表を見ながら決めるので、いきなり目次から作るより無理がありません。

紙に印刷して手書きで埋めても、パソコンやスマートフォンのメモに貼り付けて使ってもかまいません。一度で全部埋めようとせず、思い出したときに少しずつ書き足していくものと考えてください。

年代ごとに、何を書き出せばいい?

年表の空欄を前にすると、何を書けばいいのか迷うものです。年代ごとに「暮らし・出来事」「人」「記憶の手がかり」の3つの観点で考えると、書くことが出てきやすくなります。

下の表は、年代ごとに思い出したい項目の例です。年表を埋めるときのチェックリストとして使ってください。

年代別・年表に書く項目
年代暮らし・出来事人記憶の手がかり
0〜12歳生まれた町、住んだ家、学校、遊び両親、きょうだい、祖父母、友だちアルバム、通知表、近所の店
13〜19歳部活、受験、初めてのアルバイト先生、親友、憧れの人卒業文集、よく聴いた曲
20代就職、ひとり暮らし、進路の迷い上司、同期、恋人初任給で買った物、住所録
30〜40代結婚、子育て、転職、転勤配偶者、子ども、仕事仲間手帳、年賀状、子どもの写真
50〜60代仕事の区切り、親の介護、退職親、孫、長い付き合いの友人送別会の寄せ書き、旅の記録
70代以降・現在いまの暮らし、続けていることいま大切な人日課、口ぐせ、好きな食べ物

コピーして使える年表テンプレート

テンプレートの「社会の出来事」の欄には、オリンピックや震災、流行った歌など、その年のニュースを書きます。自分のことを思い出す手がかりになる欄です。

例えば1958年生まれの人なら、0〜12歳の欄に「東京オリンピック(1964年)」「大阪万博(1970年)」、13〜19歳の欄に「オイルショック(1973年)」と書けます。その出来事を、自分がどこで、誰と見聞きしたかを思い出すと、「忘れられない出来事」の欄も埋まりはじめます。

次のテンプレートをコピーして、いまの年代まで埋めてください。

自分史 年表テンプレート(年代別)
【自分史 年表】
名前:
生年月日:   年  月  日(和暦:    )
生まれた場所:

印のつけ方:◎=必ず書きたい ○=迷っている

■ 0〜12歳(幼いころ・小学校)
・住んでいた家と町:
・一緒に暮らしていた家族:
・よく遊んだ場所と遊び:
・好きだった食べ物・おやつ:
・忘れられない出来事:
・社会の出来事:

■ 13〜19歳(中学・高校)
・夢中になったこと(部活・趣味):
・親友・先生:
・進路で迷ったこと:
・忘れられない出来事:
・社会の出来事:

■ 20代
・仕事や学業:
・住んだ場所:
・出会った人:
・初めてのお給料で買ったもの:
・忘れられない出来事:
・社会の出来事:

■ 30〜40代
・仕事(転職・転勤・役割の変化):
・家族(結婚・子ども・親):
・いちばん忙しかった時期:
・忘れられない出来事:
・社会の出来事:

■ 50〜60代
・仕事の区切り:
・家族の変化:
・始めたこと・やめたこと:
・忘れられない出来事:
・社会の出来事:

■ 70代以降・現在
・いまの暮らし(一日の過ごし方):
・続けていること:
・いま大切にしている人・もの:
・これからやりたいこと:

年表が埋まらない、思い出せないときは?

記憶は、物や写真から呼び起こされます。アルバム、卒業文集、通知表、年賀状、古い手帳、履歴書など、家にある資料を手元に置いてから年表に向かうと、書ける量がぐっと増えます。

社会の出来事を先に書き込んでおくのも効果的です。例えば1970年の欄に「大阪万博」と書くと、行った人は人混みや行列を、行けなかった人は悔しさを思い出します。その一行が、年表の空白を埋めるきっかけになります。

空欄の多い年代は、一人で思い出そうとするより、家族やきょうだいに「あのころ、どんな家に住んでいたっけ?」と聞いてみると、思いがけない話が出てきます。年がはっきりしない出来事は「中学のころ」「30代前半」のように幅を持たせて書いておけば十分です。

年表は一度作って終わりではありません。本文を書いている途中で思い出した出来事も、その都度書き足していきましょう。年表が育つほど、本の中身も厚くなります。

12章構成の目次テンプレート

年表で◎をつけた出来事を、下の12章に振り分けてみてください。前半は時系列で人生をたどり、後半で転機や続けてきたことを振り返り、最後に伝えたいことで締めくくる構成です。

自分に合わない章は、遠慮なく差し替えてください。結婚や子育ての章が当てはまらなければ「ひとりで選んだ暮らし」や「育ててくれた人たち」に、仕事の話が多ければ第10章を「二つ目の仕事」にする、といった具合です。

章のタイトルは、テンプレートのままで書きはじめてかまいませんが、書き終えたら自分の言葉に変えてみてください。「社会に出た日」を「初めて市場に立った朝」に、「人生の転機」を「店を閉めると決めた冬」に変えるだけで、目次を眺めただけで読みたくなる本になります。

自分史 目次テンプレート(12章)
タイトル:
副題(例:町の八百屋から見た50年):

はじめに この本を書こうと思った理由

第1章 生まれた町と家族
第2章 子どものころの遊びと学校
第3章 10代、夢中になったこと
第4章 社会に出た日
第5章 仕事で覚えたこと
第6章 大切な人との出会い
第7章 家族と過ごした時間
第8章 いちばん苦しかったころ
第9章 人生の転機
第10章 ずっと続けてきたこと
第11章 いまの暮らし
第12章 これからと、伝えたいこと

おわりに 読んでくれる人への手紙
付録 年表・写真・家系図

目次は時系列とテーマ別、どちらで組めばいい?

目次の組み方には大きく3つあり、下の表のように向いている人が違います。迷ったら時系列型から始めて、書きながらテーマ型の章を足していくと無理がありません。

例えば、町の八百屋を営んできた人なら、第1〜4章は年代順に書き、第5章からは「市場の朝」「常連さん」「店を閉めた日」のように店の話だけで3章を使う、という組み合わせ型も考えられます。

目次の組み方の比べ方
組み方向いている人章の例
時系列型初めて書く人、人生全体を残したい人生まれた町/学生時代/就職/結婚/いま
テーマ型書きたい話題がはっきりしている人仕事/住んだ家/食卓/旅/友人
組み合わせ型年代順に書きつつ、一つの話題を深めたい人前半は年代順、後半に仕事の話だけで3章

1章はどんな型で書けばいい?

目次ができたら、1章ずつ下のシートを埋めてから本文を書きます。シートの項目を上から順に文章にしていけば、場面→気持ち→その後→いま思うこと、という読みやすい流れになります。

例えば、家業の八百屋を継いだ人の第5章なら、シートの1には「昭和55年の春、父の代わりに初めて一人で市場に行った朝」、2には「値段の付け方が分からず、足がすくんだ」、3には「顔なじみの仲買人が、黙って良い白菜を回してくれた」、5には「あの人がいなければ、店は続かなかった」と書けます。あとはこの順につなげれば、章の骨格ができあがります。

1章を4,000字前後で書くと、12章でおよそ4万8,000字、400字詰め原稿用紙で120枚ほどになります。最初の章は2,000字くらいでかまいません。書き慣れてくると、自然と長く書けるようになります。

1章分の下書きシート
章のタイトル:
この章の時期:   年ごろ〜   年ごろ(  歳〜  歳)

1. 最初の場面(いつ・どこで・誰と。何が見えて、何が聞こえたか)
2. そのときの気持ち
3. そのあと、どうなったか
4. この時期にそばにいた人と、その人の口ぐせ
5. いま振り返って思うこと
6. 載せたい写真・資料

「はじめに」と「おわりに」には何を書く?

「はじめに」は、読み手が本を開いて最初に読む文章です。なぜこの本を書こうと思ったのか、誰に読んでほしいのかを、短く正直に書きましょう。長さは原稿用紙1〜2枚ほどで十分です。

「おわりに」は、書き終えたいまの気持ちや、読んでくれた人への感謝を書く場所です。家族に向けた本なら、一人ひとりへの短い手紙の形にするのもよい方法です。

「はじめに」で手が止まったら、下のテンプレートの項目を順に埋めてから、つなげて文章にしてみてください。

「はじめに」の下書きテンプレート
この本を書こうと思ったきっかけ:
いちばん読んでほしい人:
この本で伝えたいこと(一文で):
書いてみて気づいたこと:
読んでくれる人へのひとこと:

テンプレートを埋めたら、Novelleoで本の形にするには?

年表と目次ができたら、いよいよ本文です。Novelleoでは「自分の物語」を選んでいくつかの質問に答えると、タイトルと4〜20章の章立てが用意されます。答えるときに、このページで作った目次やテーマを手がかりにするとスムーズです。

AIが章ごとの下書きを一緒に書き、次の章に足したい場面を伝えながら進められます。すべての行は自分で直せ、AIによる書き直しや執筆コーチも使えます。仕上がった原稿はPDFやWordで書き出せます。最初のAI章は無料です。

よくある質問

年表は西暦と和暦のどちらで書けばいいですか?
両方を並べて書くのがおすすめです。記憶は「昭和40年ごろ」のように和暦で覚えていることがあり、社会の出来事は西暦のほうが調べやすいからです。年齢の列もあると、読み手が時代をつかみやすくなります。
12章より少なくても、多くてもいいですか?
かまいません。短い冊子にしたいなら5〜6章に、書きたいことが多ければ15章以上にしても大丈夫です。一つの章に一つの時期かテーマだけを入れる、というルールを守れば読みやすさは保てます。
手書きとパソコン、どちらで埋めるのがいいですか?
書きやすいほうでかまいません。手書きは思い出しながらゆっくり書けるのが良いところで、パソコンやスマートフォンは並べ替えや書き足しが簡単です。年表は手書き、本文はパソコンという使い分けもできます。
就活の自分史にも使えますか?
年表テンプレートはそのまま使えます。就活用なら、各年代に「なぜそうしたか」「そこで何を得たか」の2項目を足すと、自己分析や自己PRの材料が整理できます。
親の自分史を作るときにも使えますか?
使えます。年表を親と一緒に見ながら埋めると、聞き取りの質問が自然に生まれます。聞き書きの進め方と質問リストは、親の自分史のページで紹介しています。

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